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探究キャンプ『宇宙アドベンチャーキャンプ』

こんにちは。
今回は、2024年2月23日(金・祝)~25日(日)に実施した『宇宙アドベンチャーキャンプ』の様子をご紹介します。
今回のキャンプでは80名の子どもたちが参加してくれました。

 

1日目ははじめに「トンデミ幕張」へ向かいました。

 

トンデミは、トランポリンやクライミングウォールなど、世界中から集められた様々なアクティビティを体験できる屋内アスレチック施設です。

 

外では雨も降り寒い一日でしたが、飛んだり跳ねたり、ドキドキのロープアクティビティに挑戦したりと、思いっきり体を動かして楽しんでいました。

 

その後はホテルへ向かい、キャンプの開会式と「タンキュークエスト」を実施しました。

~タンキュークエストとは?~
歴史・地学・漢字・化学など幅広い分野をカードゲーム形式で学ぶことができる探究型教材です。
小学校高学年~中学生で習う内容も、キャラクターやゲームを通して楽しく学ぶことができます。

今回のタンキュークエストでは「月と宇宙のタンキュー」をテーマに、カードゲームを使って月の満ち欠けの仕組みや宇宙の不思議を探究しました。
「なんで朝になると太陽が昇って、夜になると月と星が出るんだろう?」
「月はどうして満月や三日月など形が変化するんだろう?」
タンキュークエストを通して、宇宙への興味や学びが深まり、翌日のJAXA見学がさらに楽しみになったようです。

 

タンキュークエストの後は、夜に訪れる「鹿島臨海工業地域」についても学び、
「工業地域ではどんなものをつくっているの?」
「バイオマス発電ってなに?」というテーマでお話をしました。
真剣に聞いてくれる子どもたち。夜景鑑賞に向けて事前学習はばっちりです。

 

夕食後にはバスに乗り、いよいよ「鹿島臨海工業地域」の夜景鑑賞へ。
夜のドライブも子どもたちにとっては特別な体験で、わくわくした表情でバスに乗り込みます。
バスの車窓から夜景が見えてくると、「わー!きれい!」と歓声が上がりました。
その土地でしか見ることができない景色も、キャンプの醍醐味の一つです。
事前学習で知識を得てから行くことで、より身近に感じてくれたのではないでしょうか。

 

2日目は、今回のキャンプのメインとなる「JAXA筑波宇宙センター」の見学を行いました。
ここでは、国際宇宙ステーション“きぼう”の実物大モデルや、実際に宇宙から帰還した装置などが展示されたバックヤードと、国際宇宙ステーション“きぼう”の管制室の見学ができ、日本の宇宙研究技術に存分に触れることができました。

 

「この宇宙船には宇宙飛行士3人まで乗ることができるよ」
「人工衛星のまわりを覆う断熱材のシートは、実はマジックテープでついているんだよ」
実物を見ながら、ガイドさんが説明してくれました。
なかなか目にすることができない実物展示の数々に目を輝かせていました。

 

正門に入ると、H-IIロケットの実機がお出迎えです。
50mもある本物のロケットの迫力に圧倒されていました。

 

宇宙服姿で写真を撮影できるスポットでは、少し緊張した表情の子も。

「いつか本物の宇宙服を着て、宇宙へ行ってみたいな・・・」と宇宙に想いを馳せていたのかもしれないですね。

 

JAXA筑波宇宙センターでは、宇宙開発の歴史や、宇宙飛行士さんのお仕事、宇宙での生活など、貴重な体験を通してたくさんの学びや気付きを得ることができました。
今年1月に小型月面探査機SLIM(スリム)がピンポイント着陸を成功させたJAXA。
宇宙産業が注目されている今、子どもたちの宇宙への憧れや探究心が広がるきっかけになったのではないでしょうか。

 

見学後は、「グランベリー大地」でいちご狩りを楽しみました。
宙に浮かぶいちごを立ったまま収穫できる新感覚のいちご狩りを体験し、甘酸っぱいいちごをお腹いっぱいになるまで頬張っていました。

 

2日目の終わりには「ミュージアムパーク 茨城県自然博物館」を訪れました。
広い施設の中にはたくさんの展示があり、自然環境や地球の生い立ち、生命の不思議など、様々なことを学ぶことができました。
中には、展示を見ながらみんなに解説してくれる子や、学んだことをメモする子も。
一つひとつの展示を熱心に見学する子どもたちの姿が印象的でした。

 

最終日、3日目は「大野潮騒はまなす公園」でプラネタリウム鑑賞や、長さ154mのジャンボ滑り台を体験しました。
ジャンボ滑り台では、子どもも大人も大はしゃぎ!思い切り楽しんでいました。

 

そして、キャンプの最後には「航空科学博物館」へ。
ここでは飛行機の仕組みや歴史を学びました。
ジェットエンジンやプロペラ機、実際のジャンボジェット機の胴体断面など、本物の展示がたくさんあり、「飛行機ってこんなに大きいんだね!」「飛行機のイスの下ってこんな風になっていたんだね!」と大興奮で楽しんでいました。

 

展望室では、成田空港に着陸する飛行機の様子も見学しました。
タイミングよく「フライングホヌ」というウミガメ柄の飛行機の着陸を間近で目にすることができ、歓声があがりました。

 

3日間の中で、様々な学びを得た宇宙アドベンチャーキャンプ。
どの施設でも、心から楽しみ、熱心に学ぶ子どもたちの姿がとても印象的でした。

 

そして、今回のキャンプには、ワイズでの最後の思い出にと、この春にワイズを卒業する6年生も参加してくれました。
キャンプで過ごした時間が、新しいステージへと飛び立つ子どもたちにとって、かけがえのない思い出に、そして未来の夢へとつながる経験となっていますように。

来年度の探究キャンプもどうぞお楽しみに。

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